今永昇太選手「新たな自宅」シカゴ・カブスで順調に愛されている!?

Major League Baseball

アメリカ・メジャーリーグの中でも、特に熱狂的なファンに支えられているチームの一つがシカゴ・カブスだ。長い歴史を持ち、苦難を乗り越えてきたカブスのファン文化は、他のMLB球団とは一線を画す。そして、その特異なファン文化の中で、日本から挑戦する今永昇太選手はどのように受け入れられ、どのように適応していくのか。本記事では、カブスの「愛され文化」に焦点を当てながら、日本人投手が異国のファンのもとでどのように認知され、愛されるのかを深掘りしていく。

シカゴ・カブスの公式ウェブサイト


シカゴ・カブスのファン文化——「愛される」チームの背景

カブスファンの特異性

カブスはMLBの中でも特にファンの熱量が高い球団の一つ。その背景には、長い間ワールドシリーズ制覇から遠ざかっていた「カブス呪いの伝説」と、それを乗り越えた歴史がある。

「ビリー・ゴートの呪い」とは?

1945年、カブスの試合を観戦しようとしたバーのオーナー、ビリー・シアニス氏が、自分のペットである山羊(ビリー・ゴート)を連れて球場に入ろうとした。しかし、球場スタッフは「山羊が臭い」という理由で入場を拒否。これに怒ったシアニス氏は「カブスはもう二度とワールドシリーズで勝てない」と呪いの言葉を残した。それ以来、カブスは長年ワールドシリーズ優勝から遠ざかり、この「呪い」はチームの低迷とともに語り継がれた。

2016年の悲願達成

カブスは2016年にようやく呪いを打破し、108年ぶりにワールドシリーズを制覇。この長年の低迷と、それを乗り越えた歴史がカブスファンの「特異性」を生んでいる。彼らはチームの勝ち負けだけではなく、「カブスを愛すること」に重きを置いている。

この背景があるからこそ、カブスのファンは「どれだけ成績が良いか」だけで選手を評価しない。むしろ「チームの文化に溶け込めるか」「ファンと積極的に関われるか」が、愛されるかどうかの大きなポイントになってくる。


カブスファンと日本人選手

過去の日本人選手の例

これまでシカゴ・カブスには数人の日本人選手が在籍してきた。その中でも特に記憶に残るのはダルビッシュ有選手、川﨑宗則選手、そして現在チームメイトである鈴木誠也選手だ。

  • ダルビッシュ有選手(2018〜2020年在籍) 初年度は怪我で苦しんだけど、2019年以降はカブスのエースとして活躍。特に2020年はサイ・ヤング賞の最終候補にもなり、ファンの間で一気に支持を集めた。
  • 川﨑宗則選手(2016年在籍) 出場機会は限られたものの、持ち前の明るいキャラクターでチームメイトやファンから愛された。彼は英語やスペイン語を積極的に学び、MLBならではのファンとの距離感を縮めた。
  • 鈴木誠也選手(2022年〜在籍) 現在カブスでプレーする日本人選手として、今永昇太選手にとっても頼れる存在。打撃面での活躍はもちろん、カブスファンとの関係性を築く上でも、彼の経験が今永昇太選手の適応のヒントになるはず。

今永昇太選手のカブスファンとの現在の状況

今永昇太選手はカブスのファンとの関係を少しずつ築いている。その兆候が見られるニュースをいくつか紹介しよう。

「Local 134 I.B.E.W」のジャケットを着用

キャンプ初日にシカゴの国際電気工組合のロゴが入ったジャケットを着用し、地元労働者へのリスペクトを示した。この細かい気遣いがファンに好意的に受け取られている。

Local 134 I.B.E.W って?

シカゴに本拠を置く電気労働者の労働組合 のこと。

シカゴは労働者の街としての側面が強く、地元の組合とのつながりはファンにとって大きな意味を持つ。 これが地元ファンの間で話題になり、「シカゴに馴染もうとしてくれている!」と好感を持たれたんだね。

シカゴ・ベアーズの試合で英語のエールを披露

NFLのシカゴ・ベアーズの試合に訪れ、英語で「Hey, Chicago! Bear Down!」とエールを送る姿が話題に。カブスの選手が他のシカゴのスポーツチームを応援するのはファンにとって嬉しいポイント。

「ショウタ・ウィーク」開催

シカゴ地元局「マーキースポーツ・ネットワーク」が今永昇太選手の特集を放送。新人選手が特集されるのは異例で、地元ファンからの期待の高さが伺える。

こうした行動は、カブスファンの「地元愛」を刺激し、今永昇太選手のさらなる人気をじわじわと高めている。

新シーズンへ向け

今永昇太選手、カブスでの1年目、本当にお疲れさまでした!​メジャー初年度にもかかわらず、29試合に先発し、15勝3敗、防御率2.91、そして174奪三振という素晴らしい成績を残されましたね。 ​この活躍は、カブスファンのみならず、多くの野球ファンの心を掴んだことでしょう。

現地のカブスファンからも今永選手の安定した投球は高い評価を受けています。​特に、四球の少なさが際立っており、シーズンを通じてわずか25個の四球しか与えていません。​これは、指揮官であるクレイグ・カウンセル監督からも「これはすごいスタッツだ」と称賛されるほどです。 ​また、メジャーリーグのオールスターゲームにも初選出され、その実力が広く認められています。 ​

今永昇太選手のカブスでの1年目は、大成功と言えるでしょう。​その安定感と実力で、チームの柱としての地位を確立しました。​新シーズンも、さらなる活躍を期待しています!