シカゴ・カブスって、MLBでもトップクラスの人気チーム。でも、その長い歴史の中で「呪い」に苦しめられていたって知ってる?1945年から2016年まで、ワールドシリーズ優勝から遠ざかっていたのは、「ビリー・ゴートの呪い(Billy Goat Curse)」のせいだって言われてる。
これは単なる迷信? それともカブスにとって本当に運命を左右する何かがあったのか?今回は、この伝説の真相を探ってみよう。
ビリー・ゴートの呪いって何?
すべての始まりは1945年
この呪いの発端は、1945年のワールドシリーズでの出来事。カブスはデトロイト・タイガースと対戦してたんだけど、ここで思わぬ人物が話題をさらうことに。
その人物の名前はウィリアム(ビリー)・シアニス氏。シカゴで「ビリー・ゴート・タバーン」というバーを経営してた彼は、大のカブスファン。そして試合観戦のために、なんとペットの山羊(ビリー・ゴート)を連れてリグレー・フィールドにやって来た。
でも、球場の係員は「山羊が臭い」って理由で入場を拒否。これにブチ切れたシアニス氏は、
「カブスはもう二度とワールドシリーズで勝てなくなるぞ!」
と言い放った。これが後に「ビリー・ゴートの呪い」と呼ばれるようになる。
呪いの影響?——カブスの長い低迷期とファンの心理
呪いがかかった(と言われる)後、カブスは本当にワールドシリーズで勝てなくなった。というか、ワールドシリーズにすら進めないシーズンが続くことに。
カブスの悲劇的な瞬間たち
- 1969年:奇跡のメッツに逆転される シーズン終盤まで首位を走ってたのに、ニューヨーク・メッツの猛追を受けてまさかの失速。メッツは「ミラクル・メッツ」と呼ばれる伝説のチームになり、カブスはまたしても涙をのんだ。
- 1984年:リーグ優勝決定戦で逆転負け 2勝0敗とリードしてたのに、サンディエゴ・パドレスに3連敗して敗退。
- 2003年:バートマン事件 これがまた有名な話。NLCS(ナ・リーグ優勝決定戦)でマーリンズと対戦中、ファウルボールを追っていた外野手モイゼス・アルー選手が、観客に邪魔されてキャッチできなかった。その観客、スティーブ・バートマン氏はカブスファンだったんだけど、一夜にして「呪いを強めた張本人」として非難の的に……。
カブスファンは「これもビリー・ゴートの呪いのせいじゃ?」と、どんどん信じるようになったわけ。
もはやカブスファンにとって、この呪いは単なる迷信ではなく「チームの歴史の一部」だった。負け続けるチームを応援し続けることにこそ意味があり、「いつかこの呪いが解ける日が来る」と信じることがファンの一体感を生んでいたんだ。
また、カブスファンは悲劇を楽しむ側面もある。試合で負けるたびに「これも呪いのせいか……」と冗談めかして言う文化があり、それがまたカブスファン独特の結束を生んでいったとも言える。
呪いを解くために!
カブスファンや関係者は、何とかしてこの呪いを解こうと、いろんな奇妙なことを試してきた。というかエンタメに昇華してきた!?
山羊を球場に招待
「呪いを解くには山羊を迎え入れればいいんじゃね?」ってことで、1970年代以降、何度か球場に山羊を連れてくるイベントが開催された。でも効果なし。
シアニス氏の家族に協力をお願い
2003年、シアニス氏の親族が球場でセレモニーを行い、「呪いは解けた」と宣言。しかしその直後に「バートマン事件」が起きてしまう……。
バートマン氏に公式謝罪
2016年、カブスがついにワールドシリーズ優勝した後、球団はスティーブ・バートマン氏に公式に謝罪し、チャンピオンリングを贈呈。これも「呪いを終わらせる」ための一つの方法だったとか。
カブスファンにとって「呪いが解ける」とは?
2016年、ついにカブスはワールドシリーズ制覇を達成した。でも、呪いが解けたことで、ファンは少し寂しさを感じた部分もあるのかもしれない。
カブスファンにとって、呪いがあるからこそ応援しがいがあったとも言える。「次こそは」と願い続けることがファンのアイデンティティの一部だったんだ。
「呪い」という悲劇的なストーリーがなくなったことで、ある意味で「普通の強豪チーム」になったカブス。ファン文化がどう変わっていくのか、それもまた面白い視点だよね。
まとめ
「ビリー・ゴートの呪い」は、カブスの長年の低迷とともに語り継がれた伝説だった。でも、2016年のワールドシリーズ優勝をもって、ついに呪いは終わった。
それでも、シカゴのファンにとって、この呪いは単なる迷信じゃなく、「カブスを愛すること」の象徴でもあった。だって、「勝てなくても愛してる」ってことでしょ。呪いが解けてもなお、カブスファンは熱狂的であり続ける。結局のところ、ファンにとって最も大事なのは「勝つこと」じゃなく、「カブスを応援すること」なのかもしれないね。
「ビリー・ゴートの呪い」の真相は、カブスファンの「愛」のアイコンだったってことだ。

